人との関係を財産、資産と捉える見方である。人との関係が、思わぬ助けになったり、思った以上にありがたい結果を作り出すことはよくある。逆に、人との関係がどんどん悪化して、双方にとって良くない結果を引き起こすことも少なくない。
他人を自分の武器として認識するというと、功利的で自己中心の悪い印象も連想されがちである。そういう意図をもって、自己都合だけで他人利用する場合はその批判が当たっていると言わざるをえない。
ただ、その使い方を上品に、つまり相手のことを十分配慮して、お互いに損害の出ない方法を見つけ実行するならば、相手にとっても有益な結果が導かれる。その関係性を使わなければ引き出せない結果、新しい価値につながる訳である。
人間関係資産は、その活用方法を上品に考えることを大前提にしている。
財産と資産の違いは、数値化して管理可能なものを資産とよぶことにしたために、人間関係資産という表現にした。
人間関係資産を英語にすると、Human Relations Asset (HURA) とよぶことにする。これも、私の造語である。