実際問題、ネズミ講を分かったうえで、他人を巻き込む場合、自分とは少し離れた知合いなどをターゲットにすることが心理的にやりやすいはずだ。本当の身内や親しい人を巻き込むことは避けるのが普通の心理である。
資産論でいうと、友好度の低い資産を対象とするわけだ。しかも人間関係ドメインは、学校に類するものとなる。
ネズミ講であることを理解しないで、他人を探す場合は、親しい人を対象にすることはあるだろう。または、理解していても、他に適当な人がいない場合、承知の上で近しい人を対象にする場合もあろうが、少ないはずだ。

私は人間関係資産論で、自分の人間関係資産を正しく使うための判断基準を定め、フローチャートにしている。次回に紹介する。