来年のことを言うと鬼が笑うと言われてきた。
しかし、ここまで長年生き長らえてくると、来年のことも再来年ことも、大した区別がなくなってくる。単に「この後のこと」といった感じかもしれない。
しかし、今年度が想定以上の働きを求められたために、今できない、次の構想に思いを馳せる心理が強くなると自覚する。そういう意味で、「来年こそ」の思いが強まる気がする。

来年は、今までの既刊電子書籍の総レビューを実施し、全面改訂に着手したい。なんだかんだで、数十冊になっている「眠れるオレの電子書籍」をたたき起こし、体系的見直しもして、「見てくれ」も一新したいと思っている。
その契機になったのは、友人が見つけ、実験したAmazonのペーパバック(以下、PBと表記)販売機能である。要は、紙の本にして販売配送までするサービスの開始である。
電子書籍とはいえ、紙にできるかどうかは、古い人間には一つの大きな要素になり得る。しかも、オンデマンドで紙化するのだから、トータル経費は在庫を持たない分、割安になる。さすが、Amazon。

基本的な見直しの方針は、今のところ下記のようなことを考えている。
1) 内容の読み直し、加筆・修正
2) シリーズ本は、体系も含め見直し、短編は数冊分を集約してPB化
3) PB本は、新書版で統一する
4) 表紙デザインは、万華鏡写真をベースに、体系化
5) PBの表紙、リード、奥付、裏表紙などの統一
6) 目次、参考文献などの統一
7) 日本語版は、縦書き、である体で統一
8) 図表はカラーも、PBでは白黒化で可とする
9) 2022/5頃から本格着手し、全編終了まで完遂する
10) 販促にも、少しは投資してみる(?)

    今のところ、以上の感じ。井野