コロナ禍の世相は、なかなか収まりそうもない。

菅政権になってまだそう経っていないのに、その不手際や、間の悪さ、後ろ暗さなどが感じられることが続いている。
私は、政治や宗教などに触れることはやりたくない。単に、「人間関係」の視点で起こっていることを見てみたいとは思っている。

その視点で見ると、菅さんの巻き起こしていることの裏に、「人間関係」の正しくない活用が多く行われているように強く感じる。自分の周辺の人を活用して物事を成し遂げるという意味では、まさに「人間関係資産論」の主張したいテーマである。しかし、この成し遂げる事柄が、正しいことでなければならない。
正しいこととは、フェアーで社会正義に則ることであり、それが必須条件である。私利私欲、アンフェア、反社会につながる活用は反則である。
菅の前の安倍も、まったく同じように「お友達内閣」と揶揄されたように、まったく同じような現象があったと思う。
いわば、人間関係資産論の最も大きな前提条件である、「正しい活用」に外れた邪道人間関係資産活用なことである。

人間関係資産が大きなエネルギーを秘めているために、その活用を間違えると、巨悪につながりかねない。そういう意味では、人間関係資産は、人類で最大の課題になっている核エネルギーと似たようなものかも知れない。
私の人間関係資産論は、その前提をよりクリアに提示し、「正しい活用」をもっと強調しないといけないと思う。逆に、間違った活用の引き起こす弊害、犯罪に近い方法も、もっと掘り下げ、明確にしていく必要性を強く感じる。
少し前に述べた、反人間関係資産論的視点を解きほぐすことが、この辺りの整理につながるように感じている。

今後の課題だと感じている。