2020/7/19 二コロナ騒動:考12 を投稿して以来、約1か月半、この話題の投稿をしなかった。
別に意図があったわけではない。ただ、猛暑が続き、電子書籍出版絡みの作業以上に、やる気が出てこなかっただけだと、反省している。

ただ、コロナ騒動は、収まるどころの話ではない。暑さと同期するように、日本でも、ぶり返した。それを、第2波と呼ぼうが、呼ぶまいが、まったくどうでもよい。世界的にも、その勢いはとどまるところを知らない。

ただ、今日この頃のマスコミの話題も、対応ワクチンの話が少しづつ増えているように思う。そういう話題が出てくることは、ようやくワクチン開発の見込みも、見え隠れし始めたということだろう。
一刻も早く、本質的解決手段としてのキラーワクチンが実現することを祈るばかりだ。

こういう段階になってきて、我々が考えなければならないのは、「ポストコロナ」の世界再編、社会再編ではないか?元に戻すのではなくて、将来の再発も見据えて、体制、姿勢を、どう構え直すかである。
世界中で起こっている、昔風に言うと、世紀末的事象に、どういう対応をすべきかという問題である。単純に、一つの想定外事象として、元の生活を取り戻すことだけを”当たり前”としてしか発送できない、どこかの国の政治家連中の単純脳細胞に任せていいのだろうか?

もっと深い思索を働かせて、将来起こる「見えない想定外」に対応するために、何が必要で、どういう対策、改革をすべきというレベルで議論し、対応する必要があるのではないか?

卑近なレベルだけで考えても、今回必要に迫られて増大した、「テレワーク」も、思ったより多く実施されたといえる。ただ、急造テレワークゆえの、品質、効率等の課題は、表面に出てくることはあまりないが、多くの問題、課題があるに決まっている。
ただ、幸いにして、ネット環境の成熟度が一定レベルに来ていたために、辛うじて、一定の結果を出すことができたというべきであろう。

次の段階に向けて、間違いなく大きな課題があるはずだ。テレワークの効率化、高品質化、タイムリー化、周辺のサポート機能、関連する業務サポートシステム、人事管理システム、ネットセキュリティ強化、等々、たくさんある。
こういうテレワーク高度化の仕組みが見えれば、結果として、都市集中の弊害の緩和、改善に黙っていても直結する。

実現性を高めることは、着手目先で始めることだとすれば、まさにテレワークを定常的働き方に定着させるための施策こそ喫緊の課題と捉えるべきである。
(2020/8/25 井野)