日立製作所は2020年6月29日、同社が独自開発してきた“幸福度計測技術”を事業化するための新会社「ハピネスプラネット」を、2020年7月20日に設立すると発表した。
今まで、日立のこういった動きは知らなかった。
しかし、さすがだ!
究極の目的は「幸福(Happiness)」であるという視点、そこに焦点を当てて、企業やビジネスマンの成果(Performance)に、どう関連するかといった分析、それに基づいた企業の在り方、企業文化の醸成方向の在り方など、やっぱりすごい。生化学レベルでの分析まで踏み込んでいるようだ。
特に、今回のコロナ禍を契機に、世界中のあらゆることが、大きな反省を踏まえ、変革が起こるのは間違いない。人類視点で見直し、再構築の方向に向かうベクトルが大きくなることは間違いないだろう。
まさに、過去の安定的なパラダイムが大きく変化する可能性が大きい。結果的に、長く続いた安定期から、何が起こるか分からない不透明で不安定な社会になる可能性が高い。人類視点で見れば、我々は、安定期を望み、そこに安住したがる性質があるようだ。不安定は苦手範疇なのだ。
そういう不透明感漂う社会の中では、過去の成功パラダイムだけでは対応できないはずである。それが、先に投稿した日立の言う、PDCAからPPPといった変化が起こるということである。PPPがいいかどうかは、私にはまだ見えてこない。もっと違う方法かも知れない。

私が長年ささやかに取り組んでいる、人間関係資産論、人間関係の研究といったことは、実は、こういう社会変化に対応する場合も、人間そのもの、人との関わり方、という、人間本来の得失であり、比較的変化しないことだといえる。
つまり、今後の世の中の変化を観察するときには、基本的な人間の特質、性質と言ったことをきちんと踏まえる必要がある。

社会変化の時こそ、人間関係及び人間自体の研究が基本になってくるはずだ。
少し面白くなるかもしれない。