最近、昔からの友人が、Amazon Kindeで電子書籍をやってみたいというので、私の経験を伝えた。
元々、ネットやPCには馴れた奴で、あっという間に電子書籍2冊を出版した。2冊目は、シリーズ本の1冊目であり、続編を準備中とのことで、なかなかエネルギッシュだ。昔の同級生だから、私と同じ年寄りだ。
数日前に、電話で話をしているとき、電子本を紙の本にできることを話題にしていた。私の認識は古く、Amazonでは以前のまま、特定の出版関連会社に登録して、ようやく紙の本にできると思っていた。

2,3日前に彼から電話があり、比較的簡単にAmazon Kindleで紙の本で出版できると言ってきた。現に彼はすでに試しに紙の本にして出版し、確認のため自分で注文したという。数日で届く予定とのことである。
Kindeで調べてみると、Amazon 自体がそのサービスを始めているのだ。電子書籍で出版すると同時に、紙の本(ペーパーバック)として、値付けも別にして登録、販売できるようになっている。同じ書籍が、電子版(Kindlle版)とペーパーバック版同時に販売できるようになっている。紙の本は、材料、製本、梱包、運送など手間暇かかるので、価格付けや著者へのロイヤリティも含めて別建てになる。
私は相当なショックを受けた。さすがAmazon(?)、の動きをうかつに見逃していたことを自分に恥じる思いだ。

先日、来年2022年度から、今までの既刊電子書籍を全部見直し、改定したいと述べた。この時、ペーパーバック化も併せて、全面見直しをしたいと考え始めている。紙の本にするとなると、仕上がりのサイズ、質感、厚さ(ページ数)など、電子書籍では意識しなくて済む事柄も増えてくる。考えるべきことも、かなり増える。
年寄りの楽しみとしては、相当インパクトのある変化である。楽しみが増えた。日進月歩の意識を忘れないようにしないといかん!!
(10/29 井野)