YRP(Yokosuka Research Park) は、自宅から徒歩で1時間程度の場所にあり、ウォーキングするにはなかなかいい。
畑や森林も多く、人通りもほとんどないので、このご時世でもマスクなしでもとがめられることはない。また、丘の上にあるので、適度な坂道もある。
このため、ウォーキングをできるだけ欠かさない私には、絶好のルートになっている。YRP内の唯一のカフェテリアもあり、一服できることも大きい。
元々は、電電公社の横須賀通信研究所(横須賀通研)が中心であったが、現在ではドコモの開発センターが主体のようである。
ネットデータによれば、
横須賀リサーチパークは電波・情報通信技術を中心とした研究開発の拠点で、1997(平成9)年10月の開設。東西に約1.7km、南北に約700m、およそ58万8000平方メートル(東京ドーム約13個分)の広さに、国際的な電波・情報通信技術を研究する公的機関や、国内外の企業の研究所、大学の研究室など58の機関(2017年8月現在)が集まり、基礎から最先端にいたる幅広い分野の研究開発が行われているそうです。
現在は、実際には、旧KDDI の研究センター、NEC開発センター、アルファシステムの開発センターなどが、立派なビルごと廃墟のようである。管理室には辛うじて明かりがついているが、それ以外は明らかに使用していない。KDDIの居たビルは管理室にさえ誰もいないないようだ。富士通も、どこかに少しだけいるようだが、ほぼいないようだ。パナソニックは、元居た立派なビルが異業種の本社になっている。
要は、携帯電話からスマホに移る時期に、日本のメーカーが全滅してしまったことが、廃墟のような風景で感じられる場所が、YRPであると思われる。
虚しさとか、寂しさといった感覚ではない。もっと深刻な感覚である。これだけの日本を代表する企業が、こぞって終結した「戦いの後」がここにあるのだ。そして、この広大な戦いの後が、ほぼ何も再活用される気配がないのだ。戦後の焼け跡がそのまま残されているように思える。
いつ、どのようにこれらが再生、再活用されるのか?再生、再活用されることはあるのか?
ウォーキングしながら、頭の中は混乱するばかり。何とかならないものか????????????!!!!!!
今日も、猛暑の中でウォーキングしてきた。