2020/5/8 夜の時点で、東京の新しい感染者が連続して2桁にとどまった。発表されているデータでは、その経緯はピークを過ぎた形になってきている。
こういうデータは、政府や東京都のいう言葉以上に、我々には説得力を持っていると思える。ただ、このデータは今現在の発生データであり、2週間程度の時間差で実際の感染から感染が確認されるという前提が最も重要である。
マスコミや政府の発表など眺めていても、この2週間の時間差そのものの検証がまったく見当たらない。
2週間の時間差があるといった根拠をきちんと説明したものを読んだこともない。多分、医学的、感染学的なことからきているとは思うが、それを素人分かりする説明は見たことがない。
また、今起こっている感染者発生のカーブが2週間前の社会状況とどのように関係しているのか、具体的な分析、検証をしたものも見たことがない。
要は、原因分析を重視しないで、いや無視して、結果だけに右往左往しているように感じる。
これは、科学的とはいえない対応である。原因と結果の関係を解明し、次の原因になることに対策するべきである。
今や、役人、官僚だけでなく、科学者や研究者までもが、誰かさんに忖度しているのかも知れない。または、そう見えるように誰かさん及びその周辺の人たちが、間違えたリーダシップを発揮しすぎているのかも知れない。
今回の発生の中国もそうだが、政治とか政治家が、科学や真実を無視して、手前みそなリードをすることは、全部を不幸にする。
もっと、科学を大事にしないと、新たなコロナだけでなく、大地震、温暖化異常気象、原発、核、・・・など、多くの難しい事故や現象に対応できなくなるだろう。その時は、人類の滅亡か、地球の崩壊という、破滅になってしまうかもしれない。
そうならないようにしたいものだ。