3密と人間関係資産論の関連
1)3密とは
ウィキペディア(Wikipedia)によると下記
3つの密(みっつのみつ)は、2020年(令和2年)の新型コロナウイルス感染症拡大期に、集団感染の防止のために総理大臣官邸、厚生労働省が掲げた標語[1]。密閉・密集・密接を指し、これらを避けることで感染拡大を防ぐことに協力するよう、国民に呼びかけた。
「密閉した空間、人々が密集する、密接な物理的距離でコミュニケーションをとる」というイメージになろう。これらが、感染に強く結びつくといっているわけだ。
2)3密と人間関係資産
そもそも、3密は人と人との物理的な関わり方、そのものである。
人間関係資産論で対象とするのは、人と人の関わり方であるが、物理的なレベルの関わり方に限らない。むしろ、物理的でない、感覚、理性、心情といったことになる。物理的な関りは、それらの基になる場合もあるが、それが人間関係資産論でいう人間関係そのものではない。
3)6次の隔たり視点
明らかに3密と人間関係資産論の人間関係は、次元が異なることは明らかである。
但し、面白いことがある。人間関係資産論でいう人間関係には、「6次の隔たり」という面白い理論がある。友達の友達を6回辿ると米国大統領のトランプに行きつくというやつだ。これは、一人の人が、被らない友達を40数人持っているとして、それをダブらない人を6回たどるという前提条件で成り立つ計算である。40の6乗の人数に到達するわけだ。世界の人口総数に到達する。
この人をたどる計算は、実は今回のコロナ感染症が拡散する場合とかなり似ている。係数などが異なるだろうが、基本は同じである。
どちらも、「友達の友達は、みな友達だ!」なのである。今回のテーマでは、このことが最も面白いと思う。関係性の連鎖の見事さ!?